カルチャー
ピックアップ
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特集ワイド
森下洋子75歳、平和を舞う バレエとは生きること 戦乱の世に舞台から
4/25 13:01注目の連載 2928文字日本のバレエ界を長きにわたりけん引してきたバレリーナの森下洋子さん(75)は、舞踊歴72年目を迎えてもなお一線の舞台に立ち続ける。「東洋の真珠」と絶賛されたその正確な技術と表現力は健在だ。被爆地・広島で生まれ育った森下さんの舞を支えるのは「平和への強い祈りや願いをこめて舞い、素晴らしい舞台をお届け
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「他人から性を決められたくない」モデル・井手上漠さん
4/24 11:00 2607文字テレビで話す言葉や表情、その伸びやかな感性にハッとさせられる。でも、その理由がわかりそうで、わからない。タレントの井手上漠さん(21)。“可愛すぎるジュノンボーイ”の呼称とともに世にさっそうと登場したこの人は、女の子? 男の子? 「性別は、ありません」。目の前で、春風のように笑う。ジェンダーレスモ
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「京の台所」錦市場、無形文化遺産登録へ始動 各国市場と連携
4/23 18:35スクープ 786文字「京の台所」として知られ400年以上の歴史を持つ京都市中京区の「錦市場」が、アーケードを持つ世界各都市の歴史ある市場と連携して、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産への登録を目指すことになった。歴史的なたたずまいや時代を超えて守られてきた営みを「市場文化」として発信するとともに、オーバー
新着記事
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駿河太郎さん「自然体で」 司会に初挑戦 MBSテレビ「住人十色」
2024/4/27 16:00 1456文字「『MCはこうあるべし』というのがなくて、常に素の自分で楽しんでいます。司会者として、正解かどうかは分かりませんけどね」。そう笑うのは、俳優の駿河太郎。MBSテレビで2008年から放送している「住人十色~家の数だけある 家族のカタチ~」の新MCを務めている。テレビ番組の司会は初挑戦。のびのびと収録
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ジョン・レノンのギター見つかる、競売へ 「Help!」で使用
2024/4/27 15:23 245文字ビートルズのジョン・レノンが1960年代に使用していた12弦のアコースティックギターが、英国の個人宅の屋根裏部屋から発見され、5月末に競売にかけられることが27日分かった。落札額は60万(約9500万円)~80万ドルに上ると推定されている。米カリフォルニア州の競売会社「ジュリアンズ・オークションズ
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春風亭昇太さんも応援に 大正以来、落語寄席を常設 青森・弘前
2024/4/27 14:00 1053文字青森県弘前市に今春、常設の落語寄席「わどなんど寄席」が新設された。常設の寄席は東京や大阪以外では珍しく、歴史的にも弘前での常設寄席は大正時代以来、およそ1世紀ぶりとみられる。席亭を務める水戸光宣さん(67)は「気軽に市民が集まれる場所にしたい」と町のにぎわい創出にも意欲を見せる。 ドン、ドン、ドン
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高橋優さん、秋田・能代で9月に音楽フェス “木都”の魅力表現
2024/4/27 13:30 510文字シンガー・ソングライターで秋田県あきた音楽大使の高橋優さん(40)の野外音楽フェスティバル「秋田CARAVAN MUSIC FES2024」が9月21、22日、同県能代市の二ツ井中央公園で開かれる。「音楽で秋田を盛り上げたい」という熱い思いを胸に、県内13市で開催することを目標に掲げ、今回は7回目
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4月開始ドラマ、記者座談会 純粋じゃない正義を描く 石原さとみ、圧巻の演技/胸キュン恋愛ものも
2024/4/27 13:05 2182文字民放キー各局が4月クールの連続ドラマを続々とスタートさせた。放送担当の記者3人(井上知大=30代、諸隈美紗稀、平本絢子=ともに20代)も、新作のチェックに余念がない。今回は、各局が特にしのぎを削る「激戦区」のプライムタイム(午後7~11時)の作品に注目。記者たちが気になった計5作の初回を対象に、見
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三毒狩り
/205 東山彰良 画 信濃八太郎
2024/4/27 13:05 1047文字きりもなく失敗を繰り返すうちに、初志が先細りになっていくのは致し方ないことである。蟲(むし)に食われることに飽きてくると、佟雨龍はあてどなく広大な河原を歩きまわった。目に入るものは文字通りの地獄絵図で、眺めていて心楽しくなるようなものはなにもない。気晴らしといっては、歩くよりほかなかった。上流も下
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性やジェンダー、特別編成 NHKEテレ、来月4日放送
2024/4/27 13:05 662文字NHKEテレは5月4日、「自分らしく、Eテレ。~性・ジェンダーを考える日~」と銘打ち、性やジェンダーをテーマにした番組を集中的に放送する特別編成を行う。山名啓雄メディア総局長は17日の定例記者会見で「Eテレは、さまざまな子どもにとって大切な価値観やライフスタイルを届けるチャンネルとして視聴者に触れ
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エンタメノート
「登場人物がアホ」上方落語の面白さ、全国区に 林家菊丸さんの挑戦
2024/4/27 12:00 1007文字上方漫才は「漫才ブーム」以来、関西弁とともに全国区となったが、上方落語はどうか。東京でも勝負できるのか。文化庁芸術祭賞大賞受賞と芸歴30年を記念した落語会を全国各地で開く中堅世代、林家菊丸さんに聞いた。 菊丸さんは上方落語の大御所、林家染丸さんに1994年に入門。2014年に三代目菊丸を襲名し、2
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元銀行マン、定年後に始めた絵で個展開催 チョウへの憧れ緻密に
2024/4/27 10:30 991文字元銀行マンの黒川秀夫さん(75)=千葉市稲毛区=が、26日から同市でアクリル画の個展を初めて開く。チョウやカブトムシなどの昆虫をキャンバスを埋め尽くすように描いた緻密な画風が持ち味だ。絵画を習い始めたのは定年退職後で「老後の趣味として始めて、個展は目標の一つだった」と万感の思いを口にした。【小林多
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週末パズル
脳も喜ぶ?違い探し 「もぐもぐかしわ餅」
2024/4/27 09:00 77文字週末にパズルを楽しんでみてはいかがでしょうか。 2枚の絵には、違っているところが7カ所あります。分かりますか? 正解は関連記事欄から見ることができます。
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ひたすら「も」を描く 自由な発想のアール・ブリュット展 滋賀
2024/4/27 09:00 919文字既存の文化芸術にとらわれない自由な発想で創作され「生の芸術」とも訳されるアール・ブリュット。多くの作り手が障害のある人や正規の美術教育を受けていない人だ。その作品群が滋賀県立美術館(大津市瀬田南大萱町)で公開されている。【飯塚りりん】 テーマは「つくる冒険 日本のアール・ブリュット45人―たとえば
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なぞなぞに答えないとトイレに行けない!? 水戸でユニーク人形劇
2024/4/27 08:30 873文字水戸芸術館(水戸市五軒町1)の専属劇団に所属する小林祐介さん(43)と大内真智さん(45)による読み聞かせユニット「ゆうくんとマットさん」の舞台「かいじんハテナ?」が5月3~6日、同館ACM劇場で一般上演される。チェコ・プラハを拠点に世界各地で公演する人形劇師、沢則行さんがデザイン、制作した人形が
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村上春樹をめぐるメモらんだむ
村上春樹さんの文学的井戸 「我々は『小説的に』繫がっている」
2024/4/27 07:30 4258文字3月上旬、村上春樹さんに約1年ぶりでインタビューする機会を得た。2月に出たエッセー集「デヴィッド・ストーン・マーティンの素晴らしい世界」(文芸春秋)をきっかけにした取材だったが、同月に亡くなった指揮者の小澤征爾さんや、戦争が続く世界の現状に関する質問などにも答えてくれた。詳しい内容は毎日新聞ニュー
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視聴室
東京タワー
2024/4/27 02:01 331文字◆東京タワー(朝日=後11・0) 映画化もされた江國香織の小説が原作。医大生の透(永瀬廉)と、20歳以上離れた既婚者の詩史(板谷由夏)の道ならぬ恋を描く第2話。何事にも冷めていた透は、猛アプローチの末に詩史と結ばれたものの、詩史から「なかったことにしましょう」と言われてしまう。 どうしようもなくひ
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今週の本棚
『運び屋として生きる モロッコ・スペイン領セウタの国家管理下の「密輸」』=石灘早紀・著
2024/4/27 02:01 458文字(白水社・3080円) 女性が何枚も重ね着している。衣服の下には「密輸」品が隠されている。モロッコにあるスペイン領の飛び地セウタの国境の通路で、著者が目にした場面から本書は始まる。だが「運び屋」が扱うのは金塊や薬物といった大それたものではなく、ストッキングなどの日用品。なぜ利ざやの薄い品物を必死に
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今週の本棚・CoverDesign
鈴木成一・選 『kiitos.特別編集 わたしを好きになるメイクBOOK』
2024/4/27 02:01 129文字スタイリッシュな欧米女性モデル写真で飾る大判ファッション誌コーナー。その中心、孤高に鎮座している。メイクはすでに「表面」ではなく、精神性の発露なのだろう。 ◆ 『kiitos.特別編集 わたしを好きになるメイクBOOK』(三栄・1350円)より。
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今週の本棚
藻谷浩介・評 『テクノ・リバタリアン 世界を変える唯一の思想』=橘玲・著
2024/4/27 02:01 1324文字(文春新書・990円) ◇天才たちの壮大な箱庭づくり 橘玲(たちばなあきら)氏は、意見や価値判断を排して、事実や見通しを簡潔に示す著述家だと思う。 氏がかねて語る、「世界はリベラル化していく」との見通しは、評者(藻谷)が現実と向き合う際に、重ねて立ち返るポイントだ。この点からロシアや中国、イスラエ
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今週の本棚
渡辺保・評 『彰義隊、敗れて末のたいこもち 明治の名物幇間、松廼家露八の生涯』=目時美穂・著
2024/4/27 02:01 1339文字◆目時(めとき)美穂・著 (文学通信・2750円) ◇狂熱に捧げた人生、虚実検証の伝記 幕末から明治にかけて活躍した新吉原の名物太鼓持ち(幇間(ほうかん))松廼家露八(まつのやろはち)は、実に数奇な人生を歩んだ。 十五代将軍徳川慶喜の実家一橋家の家臣土肥半蔵の長男に生まれて本名土肥庄次郎。十九歳の
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今週の本棚
『検証 川中島の戦い』=村石正行・著
2024/4/27 02:01 487文字(吉川弘文館・1870円) 越後の竜=長尾景虎(上杉謙信)と甲斐の虎=武田晴信(信玄)が激突した合戦は、小説やドラマなどで繰り返し描かれてきた。あまたある戦国合戦の中でもとりわけ広く知られているだろう。だが、同時代の史料は少ない。著者によれば「川中島の戦いに関わる研究はある意味で飽和状態といえる」
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本はともだち
雲で描く「生と死」
2024/4/27 02:01 1301文字<くらしナビ ライフスタイル> 台湾の絵本「ママはおそらのくもみたい」(ポプラ社)を手がけた絵本作家2人が読者との交流イベントのため来日した。生と死という重いテーマを扱いながら、優しいタッチの絵と個性豊かなキャラクターの登場で軽やかな気持ちで読み進められる一冊だ。文を担当したハイゴー・ファントンさ
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