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第79期本因坊戦トーナメント 上野愛咲美女流立葵杯-井山裕太王座 第7局の3
2024/4/27 02:00 459文字◇自重と軽率 対局が始まってからまだ30分ほどしかたっていない。上野が早打ちで有名なのは前述したが、この日の井山はほとんど時間を使わない。七番勝負での長考派のイメージが強いだけに、まるで早碁を見ている気分になる。なんとなく表情も厳しく見えた。 わずか1分で白52と受け、申し合わせたようにすらすら黒
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台湾地震 あなたの一手が支援に チャリティー囲碁会 関西棋院で来月6日 /大阪
2024/4/26 05:03 229文字台湾東部沖地震の被災地を支援しようと、囲碁の関西棋院は5月6日、大阪市中央区北浜1の同棋院でチャリティー囲碁会を開く。棋力の近い参加者同士の交流対局会、棋士による指導碁がある。収益は台湾棋院を通じ、被災者に全額寄付するという。 午後1~5時、申し込み不要。対局会は2勝した人に賞品を用意。参加料は対
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第79期本因坊戦トーナメント 上野愛咲美女流立葵杯-井山裕太王座 第7局の2
2024/4/26 02:01 464文字◇敵役の井山 両者の初手合は昨年で井山勝ち。上野が入段した2016年に井山は史上初の7冠独占を達成した。たった7年で井山と戦う機会を得られたのは驚異の成長というしかない。山田九段は「上野さんとの対局では、みんな警戒していますよ。真骨頂のハンマーパンチを浴びないようにね」と語った。本局は日本棋院ユー
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第79期本因坊戦トーナメント 上野愛咲美女流立葵杯-井山裕太王座 第7局の1
2024/4/25 02:00 448文字◇最注目の一戦 本戦1回戦最注目の一戦をお届けしよう。日本棋院関西総本部「無量の間」に先に入室してきたのは上野愛咲美女流立葵杯である。予選で潘善琪八段、依田紀基九段、謝依旻七段を破っての本戦進出で、この対局時までで8戦全勝だ。リュックサックとともに脇に置いた満杯のコンビニ袋からはパンなどが見えた。
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第79期本因坊戦トーナメント 関航太郎九段-村川大介九段 第6局の6
2024/4/24 02:01 561文字◇激戦を制し、関が2回戦進出 最終盤で激しく形勢が揺れ動いた。AI(人工知能)の評価値は数手ごとに黒、白98%あたりを、ジグザグに表示。その落差はジェットコースターの比ではなかった。 佐田篤史七段は「白282はイが正しく、黒283で逆転。ところが黒289は敗着になりかねない手。白294で参考図の白
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囲碁 プロ入り13〜21歳の3人が心境 「紙一重」「夢、うれしい」「びっくり」
2024/4/23 13:05 581文字今年度にプロ入りした囲碁棋士3人が3月26日、東京都千代田区の日本棋院で記者会見し、プロ入りを決めた心境や今後の抱負などを語った。 プロ棋士となったのは、笠原悠暉(ゆうき)初段(21)▽志賀司初段(17)▽高山希々花(ののか)初段(13)の3人。 笠原は神戸市出身で、後藤俊午九段門下。関西総本部所
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第79期本因坊戦トーナメント 関航太郎九段-村川大介九段 第6局の5
2024/4/23 02:01 503文字◇黒の大石は生きてヨセ勝負 「白6は8が正しい。黒7で参考図、黒1から7ならば、白は渡れず二眼ない形。一方、下方の黒は生きています。白8のコウは白にとって負けられないコウ。闇試合でした」と、佐田七段は本譜の白6、黒7で大きく揺れ動いたことをさかのぼって解説した。 それを逃したため、黒の生死がかかっ
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日本女子囲碁リーグ創設
2024/4/23 02:00 236文字日本棋院(東京都千代田区)は22日、団体戦で優勝を争う日本女子囲碁リーグを創設すると発表した。日本棋院が今年100周年を迎えるのに合わせたもので、囲碁の普及や棋士のレベルアップを図るのが狙い。 日本棋院によると、リーグは東京や愛知、広島、福岡など各地区をホームとする5チームで構成し、メンバーは監督
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日本女子囲碁リーグを創設へ 棋士をレベルアップ、狙うは世界一
2024/4/22 17:12 556文字日本棋院(東京都千代田区)は22日、団体戦で優勝を争う日本女子囲碁リーグを創設すると発表した。日本棋院が今年100周年を迎えるのに合わせたもので、囲碁の普及や棋士のレベルアップを図るのが狙い。小林覚理事長は同日の記者会見で「中国・韓国と(実力的に)ほぼ肩を並べるところまできていて、もっと鍛えていけ
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仲邑菫三段見守る、カフェの香り 韓国棋院近く、たびたび来店
2024/4/22 13:07 1436文字「囲碁の神童」とも言われる中学生棋士、仲邑(なかむら)菫(すみれ)三段(15)が3月2日付で客員棋士として韓国棋院に移籍した。4日の移籍後初の記者会見を取材した後、ソウル市内の同院の近くにあるカフェに入ると、店内に仲邑三段の写真が飾ってあった。「菫のファンの人がくれたんです」。マスターがハンドドリ
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第79期本因坊戦トーナメント 関航太郎九段-村川大介九段 第6局の4
2024/4/22 02:00 475文字◇華麗な技で渡り、白が逆転 黒はすでに秒読み、白も68から秒読みが始まった。中央の黒の大石はコウになった。60目弱のコウのため、黒は大石の生きに関するコウダテに頼るしかない。黒67が損コウであることは明らかだが、関は「勇気を出して打った」と、局後に語っている。 佐田七段は「黒67は損コウ、黒イのツ
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第79期本因坊戦トーナメント 関航太郎九段-村川大介九段 第6局の3
2024/4/21 02:01 500文字◇関、早くも秒読みに 先に秒読みに入ったのは関。黒19と白の大石を封鎖した手からだった。「黒23で25に打ちたかったけど読めなかった」と関、3分費やしたが打ちたい手を諦めて黒23のノビを選択。黒31のカケツギに1分使い、ここで消費時間は2時間59分に。このあとは1手59秒以内に打たなくてはいけなく
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第79期本因坊戦トーナメント 関航太郎九段-村川大介九段 第6局の2
2024/4/20 02:00 429文字◇「大阪研鑽会」のメンバー 村川は17分考えて白56と我慢した。「参考図(1)の白1では、黒2から10で取られてしまいます。白56は苦心の一着」と、佐田七段が解説。 関は「朝は、ぼーっとしていた」と局後に話していたが、盤上は朝からエンドレスで戦いが繰り広げられていた。 「黒71は素晴らしい筋。黒7
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本因坊戦トーナメント 余八段が初挑戦権 関西棋院62期ぶり 芝野名人降す
2024/4/19 02:01 521文字囲碁の第79期本因坊戦本戦トーナメント(毎日新聞社・日本棋院・関西棋院主催)挑戦者決定戦が18日、東京都千代田区の日本棋院で打たれ、余正麒八段(28)が芝野虎丸名人(24)=十段=に238手で白番中押し勝ちし、一力遼本因坊(26)への挑戦権を獲得した。余八段は初挑戦。関西棋院所属棋士としては故・半
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第79期本因坊戦トーナメント 関航太郎九段-村川大介九段 第6局の1
2024/4/19 02:00 470文字◇序盤から戦いに 本局は2月26日に関西棋院で対局された。月曜日だったが、手合は本局だけだった。 対局室は「吉祥」の間、11畳の和室である。村川大介九段(33)は2014年に王座を、19年に十段を獲得。いずれもタイトル保持者の井山裕太王座から奪取した。関西棋院の序列1位、今年は4勝1敗。 関航太郎
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本因坊挑戦者決定戦 余正麒八段「最後際どかった」 一問一答
2024/4/18 20:01 684文字第79期本因坊戦本戦トーナメントの挑戦者決定戦で芝野虎丸名人を破り、一力遼本因坊への挑戦を決めた余正麒八段。関西棋院所属棋士としては62期ぶりの本因坊戦挑戦となる余八段は対局後、「本因坊戦は昔から憧れてきた棋戦。挑戦できてうれしい」と喜びを語った。主なやり取りは以下の通り。【最上聡】――初めて本因
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本因坊戦、余八段が挑戦者に 初挑戦、関西棋院所属は62期ぶり
2024/4/18 19:09 532文字囲碁の第79期本因坊戦本戦トーナメント(毎日新聞社・日本棋院・関西棋院主催)挑戦者決定戦が18日、東京都千代田区の日本棋院で打たれ、余正麒八段(28)が芝野虎丸名人(24)=十段=に238手で白番中押し勝ちし、一力遼本因坊(26)への挑戦権を獲得した。余八段は初挑戦。関西棋院所属棋士としては故・半
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本因坊
囲碁女流名人 藤沢2期ぶり
2024/4/18 02:01 245文字囲碁の第35期女流名人戦三番勝負(日本棋院主催)の第2局が17日、東京都千代田区の日本棋院で打たれ、挑戦者の藤沢里菜女流本因坊(25)が、上野愛咲美(あさみ)女流名人(22)に197手で黒番中押し勝ちし、2連勝でタイトルを奪取した。藤沢新女流名人は2期ぶり6回目の女流名人位獲得で、女流本因坊との2
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第79期本因坊戦トーナメント 富士田明彦七段-芝野虎丸名人 第5局の6
2024/4/18 02:00 354文字◇芝野、2回戦進出 黒187以降は総譜とした。芝野の白226に富士田投了。終局後、富士田の「黒135で参考図、黒1のブツカリでどうか」という声掛けで感想戦が開始された。実戦はこの場面、黙って黒5に引き、のちの黒1には白3のノビで抵抗された。黒1から3、5で決まるなら、その方がいい理屈だ。自然な調子
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囲碁・藤沢里菜が女流名人獲得 2期ぶり6回目 女流本因坊と2冠
2024/4/17 18:37 263文字囲碁の第35期女流名人戦三番勝負(日本棋院主催)の第2局が17日、東京都千代田区の日本棋院で打たれ、挑戦者の藤沢里菜女流本因坊(25)が、上野愛咲美(あさみ)女流名人(22)に197手で黒番中押し勝ちし、2連勝でタイトルを奪取した。藤沢新女流名人は2期ぶり6回目の女流名人位獲得で、女流本因坊との2
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