選挙:上田市長選 候補者の横顔 /長野

毎日新聞 2014年03月25日 地方版

 23日に告示された上田市長選は、いずれも無所属で、元市議の新人、金井忠一氏(63)と、現職で3選を目指す母袋創一氏(61)=自民、民主、公明推薦=の一騎打ちとなり、30日の投開票に向けて激しい舌戦を繰り広げている。両氏の主張や人柄を紹介する。【福富智】

 (届け出順)

 ◇職員の能力知り尽くす−−金井忠一(かない・ちゅういち)氏 63 無新

 上田市の停滞を感じ、市政の転換を実現するため立候補を決意した。「長野、松本両市に次ぐ県内第3の都市であり、風格のある上田市を作る必要がある」と語気を強める。

 上田市出身。高校卒業後、同市職員として25年間勤務した。1995年の同市議選で初当選し、今年2月末まで5期19年間務めた。市職員や市議の経験から、「職員の能力や性格を知り尽くしている」と強調する。

 共産党に籍を置くが、「首長は無所属であるべきだ」として今回は推薦を受けていない。69年に広島県であった原水爆禁止世界大会への参加がきっかけで入党したという。

 大切にしている言葉は「継続は力なり」。議員生活の19年間で計77回、議会では欠かすことなく質問をしてきた。趣味は旅行。仕事も兼ねて、ドイツやスウェーデンなどを訪問し、環境問題について学んだり、介護施設などを視察したりした。子供3人は独立し、現在は妻と2人暮らし。

 ◇商社、県議会で人脈培う−−母袋創一(もたい・そういち)氏 61 無現(2)

 旧上田市を含めて市長を3期12年間務めた。「長期政権」についての批判もあるが、「長年培ってきた人脈を生かせるメリットがある」と意に介さない。

 商社勤務や県議を経て、2002年の旧上田市長選で初当選。これまでの実績として、地域医療の再生や財政の健全化、10月開館予定の交流文化芸術センター建設などを挙げる。06年の市町村合併に関しては「地域の未来として大きな意味があったと思う」と振り返る。

 「憲政の神様」と呼ばれた政治家、尾崎行雄の「人生の本舞台は常に将来にあり」を政治信条とする。「地域や上田市を考えるとき、未来志向でなければならない」と力を込める。

 県議時代を含めると、20年以上、政治に携わってきた。「努力や経験で政治家として一人前に近づいている実感はある」と胸を張る。趣味はウオーキングなどの運動と読書。母親と妻、長女の4人暮らし。長男は独立している。

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