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【政務活動費】東大阪市議会 甘い支出認識 32議員が自主返納

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 野々村竜太郎兵庫県議では、政務活動費(政活費)の不適正支出が相次ぎ発覚。32人が計約3883万円を自主返還し、半年間で正副議長が2代続けて辞任、1人が議員辞職するという異常事態に陥っている。【新宮達、山口起儀】

 同市議会の68歳の元副議長は、実際は1万円の事務所費を6万円と偽り政活費に計上。「事務所で働いている」として義兄の給与も計上していたが、ともにルールで認められておらず5年間の計1180万円全額を返還した。

 69歳の元議長は、事務所の賃料や光熱費などの全額を、自身が代表を務める政治団体の収支報告と政活費に二重計上し、351万円を返還。64歳の市議は他人のガソリン代の領収書を添付するなどしたとして131万円を返還した。妻が使った飲食代やガソリン代計4万円を計上していた56歳の市議もいた。

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